図面を読み込んで、縮尺を合わせて、置いてみる。
MiseFitsは、お店や施設のレイアウトを実寸(mm)でざっくり検討するためのブラウザツールです。ExcelやWordで図形を並べるより直感的に、CADより軽く使えます。インストールも登録も不要で、読み込んだ図面はブラウザの中だけで処理されます。このページでは、最初の1枚を作るまでの流れと、通路幅の確認や出力までをまとめています。
1図面を用意する
左パネルの「図面シート」から始めます。手元に図面があるかどうかで、2つの入り口があります。
図面がある場合
- +PDF:PDFを読み込みます。1ページ目が背景として取り込まれます。
- +画像:JPEG・PNGなどの画像を読み込みます。図面を写真で撮ったものでも構いません。
図面がない場合
- 白紙作成:幅と奥行を mm で入力すると、そのサイズの白紙シートができます(例:9000 × 6000 mm)。
- 白紙シートは最初から実寸が確定しているので、次の「縮尺を合わせる」は不要です。そのまま配置に進めます。
2縮尺を合わせる
読み込んだ図面が「実際の何ミリなのか」をアプリに教える作業です。ここを合わせておくと、以降に置く什器がすべて正しい実寸になります。
- 左パネルの「📏 2点クリックで縮尺を設定」を押します。
- 図面上で、長さの分かる2点をクリックします(寸法線の両端など)。
- その2点の実際の長さを mm で入力します。
合っているかの確かめ方
- 設定後、左パネルに 「1px = ○○ mm」 と表示されます。
- 4人テーブル(1200 × 700 mm)を1つ置いてみて、図面上の他の什器や壁と比べて違和感がなければ合っています。
- あとから設定し直しても、すでに置いた什器の実寸は保たれます(画面上の大きさだけが変わります)。安心して測り直せます。
3什器を配置する
左パネルの「什器・設備パーツ」から選びます。業種別のカテゴリに分かれていて、検索も使えます。
置く
- クリック:画面の中央に追加されます。
- ドラッグ&ドロップ:置きたい位置に直接ドロップできます。
大きさ・向き・色を変える
- 選択すると下部にパネルが出ます。幅W・奥行D(丸物は直径φ)を mm で直接入力できます。手持ちの什器の実寸に合わせてください。
- 角度はスライダー、⟲15° などのボタン、数値入力で変えられます。15°刻みのスナップのON/OFFも切り替えられます。
- 色を変えれば、既存什器と新規購入分、A案とB案などを塗り分けられます。
きれいに揃える
4通路幅と席数を確認する
置けたら、「実際に人が通れるか」「何席取れているか」を確認します。ここがレイアウト検討でいちばん判断を左右するところです。
2点間の距離を測る
- 画面の📐 計測ボタン(またはキーボードの M)を押します。
- 測りたい2点をクリックすると、その間の実寸が mm で表示されます。
- 続けて何本でも測れます。終わるときは Esc、消すときは左パネルの「計測をクリア」です。
測った線は、幅の目安で色が変わります。
席数と面積を見る
- 左パネルの「集計」に、席・人数の目安、配置パーツ数、什器の合計面積、シート全体に対する占有率が出ます。
- 席数は什器ごとの標準的な人数から自動計算しています(4人テーブル=4席など)。カウンター席は幅600mmごとに1席として数えます。
- 什器を増やしたり大きさを変えたりすると、その場で数字が更新されます。A案とB案で席数を比べる、といった使い方ができます。
5保存・出力する
作業データを保存する
- 💾 保存(JSON):図面画像・縮尺・什器の位置やサイズ・角度をまとめて1つのファイルに書き出します。後日📂 読込から開けば、続きから編集できます。
- 自動保存:作業中の内容はお使いのブラウザ内に自動で保存され、次に開いたときに復元するか確認されます。ただしブラウザのデータを消すと失われるので、大事な案はJSONで保存しておいてください。
スマホから直接共有する
- 📤 共有:作成した図面を画像(PNG)やPDFにして、端末の共有メニューを開きます。写真アプリやファイルに保存する、Googleドライブへ入れる、AirDropで送る、LINEやメールで送る、といった操作がそのままできます。
- 画面上部の 📤 ボタン、または左パネル「出力・印刷」の「画像を共有」「PDFを共有」から実行できます。
- 共有メニューは端末のOSの機能です。送信先はご自身で選ぶ形になり、当方のサーバーを経由することはありません。
共有・印刷する
- PNG:画像として書き出します。メールやチャットで共有するのに向きます。
- PDF:用紙サイズ(A4/A3/A5/Letter)を選べます。向きは図面に合わせて自動で決まります。
- 印刷:そのままプリンターへ出力します。
6スマホでの操作
現場で図面を見ながら確認したり、その場で配置を試したりできます。細かい数値の詰めはPCのほうが快適です。
7ショートカット一覧(PC)
| キー | 動作 |
|---|---|
| Ctrl+Z | 元に戻す |
| Ctrl+Shift+Z / Ctrl+Y | やり直す |
| Ctrl+D | 選択中の什器を複製 |
| Delete | 選択中の什器を削除 |
| R / Shift+R | 15°回転 / 逆方向に15°回転 |
| [ / ] | −15° / +15°回転 |
| M | 計測モードの切り替え |
| Esc | 計測・縮尺設定モードを終了 |
| Space+ドラッグ | 画面を移動 |
| マウスホイール | 拡大・縮小 |
8よくある質問
図面データはどこかにアップロードされますか?
いいえ。読み込んだ図面も配置したデータも、ブラウザの中だけで処理されます。サーバーには送信されません。自動保存も、お使いの端末のブラウザ内に保存される仕組みです。共有したいときは、JSON・PNG・PDFとして書き出したファイルをご自身で渡してください。
図面が手元にない場合でも使えますか?
使えます。「白紙作成」で幅と奥行を mm で指定すれば、そのサイズの区画ができます。縮尺の設定は不要で、そのまま実寸で什器を並べられます。物件を見に行く前の当たり付けや、内見時に測った寸法での再現に向いています。
施工用の図面として使えますか?
MiseFitsは検討用のツールです。配置の当たりを付けたり、席数を数えたり、関係者と話すたたき台を作るのに向いています。実際の施工や、消防・避難経路・バリアフリーなどの法令要件の判断には使えません。最終的な確認は、建築士・施工会社・所轄の窓口へお願いします。
置きたい什器がライブラリにありません。
「自由図形」の四角・丸を置いて、幅と奥行を実寸で入力してください。名前は付けられませんが、色を変えたりテキストを添えたりして区別できます。よく使う什器で追加してほしいものがあれば、ご要望としてお寄せください。
料金はかかりますか? 登録は必要ですか?
無料です。登録もログインも不要で、ブラウザで開けばすぐに使えます。
推奨環境を教えてください。
PC・スマホ・タブレットの、最新のGoogle Chrome / Safari / Microsoft Edge / Firefox でお使いいただけます。図面の処理に外部のライブラリを読み込むため、オンライン環境が必要です。